日大 通信 心理学分冊2(どのような思考が創造性に関係しているのか。また創造的思考を困難にしている原因は何か)

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    創造性とは、「ある目標達成、または新しい場面の問題解決にアイデアを生み出し、あるいは社会的、文化的(または個人的)に新しい価値あるものを作り出す能力、およびそれを基礎づける性格特性」と規定される。その測定方法に、「S-A創造性検査」と呼ばれるものがある。これは、ギルフォード博士の考案した拡散的思考力を測定するための創造性テストであるが、活動領域としての3つの力(応用力、生産力、空想力)、思考特性として4つの特性(思考の流暢性・思考の柔軟性・思考の独創性・思考の具体性)をそれぞれ測定するものである。ここでは、創造性検査の類似問題を何人かに行い、どのような思考が「創造性」に関係しているのか以下に論ずる。
    まず今回のテストには30代男性(本人)、40代男性、60代女性の三人に協力していただいた。テスト結果は以下のとおりである。
    1、用途テスト
    次のものにはどのような使い方がありますか。できるだけたくさん書いてください。1個、あるいは1枚の場合だけでなく複数の場合でもかまいません。
    ここでは(b)の「新聞紙」を題材にした。共通の答えとしてあげられたのは、折り紙、着火剤、応急防寒、吸湿、窓拭き、...

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