要旨
気質を酵素で分解し出てきたp-ニトロフェニルを吸光度計を用いて計測する。酵素がよく働けばp-ニトロフェニルの濃度は濃くなる。それは、最適のpHだったり、金属イオンが触媒した影響でもある。EDTAを加えるが、これは、金属イオンと反応し、キレート化合物を形成するため、金属イオンが触媒の働きをできなくなり、酵素の働きがEDTAを加えるか加えないかで金属イオンが触媒の働きを本当にしているか否かを確かめるためである。
結果的に酵素がよく働いた最適pHは10.45付近とでた。これは酵素の性質と同じ数字である(大辞典参照)。
酵素が金属イオンを加えると触媒の働きで反応が早く起きることが確認できた。これは酵素の性質の一つである。
そして、なぜ最適pHが10.45なのか、なぜ金属イオンが触媒の働きをするのかを考察する。
目的
酵素は生体内における様々な反応を触媒する分子であり、そのほとんどはタンパク質である。酵素の活性(触媒としての機能)は多種多様な方法により制御されており、その結果必要な反応を必要な時に必要なだけ触媒することができる。本実験では、反応溶液のpHや金属イオンが酵素の活性...