サリチル酸メチルの合成(1)

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    資料紹介

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    要旨
    15.00 gのサリチル酸(固体)を用いて、サリチル酸メチルを生成する。サリチル酸メチルはサリチル酸を濃硫酸の存在下メタノールでエステル化して得られる、これが実験5-1で行ったこと。実験5-2では有機層にサリチル酸メチルを抽出し分離するまでを行い、実験5-3では分離した有機層を過熱してサリチル酸メチルのみを蒸留した。ここで得られたサリチル酸メチル(液体)は5.39 gであった。
    目的
    サリチル酸を原料としてサリチル酸メチルを合成し、蒸留による生成物の分離法を学ぶ。
    原理
    比重:水を1と考えた同体積の重さ、水:1、トルエン:0.867、サリチル酸メチル:1.184
    サリチル酸[salicylic acid] (2-a:C7H6O3、M=138.12、融点:157~159℃、沸点約211℃(20 mmHg)、エタノール、エーテル、アセトンに易溶、水、ベンゼンに可溶、食品の防腐剤として、また皮膚病治療薬剤として用いられる。毒性:ウサギLD50(経口)1.3 g/kg。
    サリチル酸メチル[methyl salicylate](2-b:C8H8O3、M=152.15、サリチル酸を濃硫酸の存...

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