459初等教育原理Ⅰ・Ⅱ4-1 4-2
4-1 学校経営について近年の動向のうち、自分の関心のある動向の要点をまとめ、見
解を述べよ。
学校評議員制度は、十年ほど以前、地域住民の学校運営への参画と、学校の地域に対する説明責任を制度的に位置付けるものとして導入された。
学校評議員は、校長の求めに応じ、学校の教育目標・計画や地域との連携方法など、校長の行う学校運営について意見を述べる。(評議員が一堂に会し意見を述べる場合も)学校の管理運営の責任者である教育委員会が設置を決め、人数や任期等具体的内容についても、教育委員会が決める。それを参考に、校長が学校運営を行い、開かれた学校づくりをさらに進める。できる限り幅広い分野から意見を聞くよう、保護者や地域住民などから、評議員にふさわしい方を校長が推薦し、教育委員会が委嘱する。
とりもなおさず子どもたちの「生きる力」育成、健全育成のためには、地域一体型の教育活動や、個性に応じたきめ細かな指導が大切だが、学校評議員は、学校・家庭・地域が手を携え、よりよい教育活動を目指し、学校の自主性・自立性を高め、校長が地域の声をさらに一層把握しながら適性...