肢体不自由者の心理・生理・病理

閲覧数2,069
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『肢体不自由の障害分類と障害特性について述べよ。』
     肢体不自由とは、手足や身体の不自由を表すために高木憲次により創案された用語で、今日もそれが教育や福祉等の分野でひろく使用されている。肢体とは四肢と体幹を指し、四肢は肩関節から手足の部分までの「上肢」と股関節から足指の部分までの「下肢」をいい、また体幹とは脊椎を中軸とし頚椎を含む上半身をいう。ただし、体幹には胸部や腹部の内臓器は含まない。そして、不自由とは四肢および体幹の運動機能の障害を指すもので、その外形上の形態異常やその原因を問題にしない。しかも、その運動機能の障害が治療・訓練によって改善されても、永続的に残され、日常生活に不自由をきたす状態をいう。
    肢体不自由とは肢体の運動機能の障害をもつことでは共通しているが、その運動機能の障害の範囲や程度はさまざまであり、またその原因や症状も多様である。肢体不自由の分類についても同様に、教育的判別のおおまかなもの、医学的起因疾患に基準をおくもの、障害部位・障害程度に基準をおくものもある。近年は医学・医療技術の進歩・普及と早期対策の進展によって、脳性まひに代表される脳性疾患が、肢体不自由養護学...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。