活きる
物語は1945年前後の国民党と共産党の内戦が始まったころの話から始まった。中国の20世紀がよくわかる作品だった。
1940年代、資産家の富貴は博打に明け暮れる毎日だった。博打をしていた場所は、茶館と呼ばれるところで、このころの中国にはたくさん建てられていたらしい。
博打で土地や財産を失った富貴は、家族のために影絵をしながら旅に出たが、旅の途中でいきなり戦いが始まって驚いた。
このように戦いがいきなり始まるのは、私たちにとってはありえないのだが、このころの中国では実際に起こっているし、たくさんの人々が巻き込まれ、命を落としている。戦争が終わるまで家族のもとに帰れない富貴らは絶対に「生きて...