法学読書4

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    戦前の少年犯罪 2009年04月16日 管賀 江留郎 悪の貴公子・富士郎「僕は刹那主義者である。瞬間の芸術的要求こそ自分の身命を賭して悔いないものである。だから恋愛においても自分は一瞬を尊び、一瞬の自己の芸術的感情によって自己の一生を左右する問題をも解決する。血の奔騰!その一瞬こそ耐え難い魅惑がある」 戦争がはじまるとどこの国でも若者は愛国的になってみんな兵隊を志願して学校がカラになってしまうものなのに、日本だけは学徒出陣で無理やりひっぱられるまで学生はほとんど志願しませんでしたし、そのあともまだ免除にあった理系に大量の学生が流れたりしました。師範学校卒業生は二八歳まで小学校教師をやってると通常は二年の徴兵が五ヶ月で済むという特権がありまして、そのために中学教師をしながら実体がないのに小学校に籍を置いて徴兵忌避で逮捕されるような事件さえ続発しておりました。戦争がどうのこうのというよりも、欧米と違って自由奔放に育ってきた日本人はもともと規律正しい団体行動が苦手なんではないのかと云う人もいます。 無差別に人が殺され犯人が逃走している事件では、国民に安心感と政府への信頼感をもたらすために逮捕...

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