人工妊娠中絶
人工妊娠中絶とは
人工妊娠中絶とは、手術などの人工的な手段を用いて意図的に妊娠を中絶させ、胎児を殺すことを指す。
日本では母体保護法第2条第2項により、人工妊娠中絶を行う時期の基準は、「胎児が母体外において、生命を保続することのできない時期」と定められており、現在は妊娠22週未満となっている。妊娠22週以降は「胎児は母体外で生命を保持することができる」とみなされて中絶はできない。また妊娠12週以降は、死産届けを提出する必要もあり、日本の人工妊娠中絶の約95%が妊娠11週以前に行われている。
(1)中絶の理由
法律で中絶を認めている理由は、以下の2つである。 ・妊娠の継続や分娩が身体的、経済的な理由で母体の健康を損なう恐れがある場合
・暴行や脅迫によって、またはレイプされて妊娠した場合
希望すれば誰でも自由に中絶できるものと思っている人も多いと思うが法的にはそうではない。
(2)中絶の方法
・妊娠11~12週程度まで (人工流産)
子宮の入口を拡張器を入れて広げ、胎児と内膜をはさみ型の医療用具で取り除く方法と、吸引器で吸い出す方法がある。費用は8万~10万程度。
・妊...