聖徳大学 教育心理学 第1課題第6設題

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    第1課題第6設題
     言語を使用してコミュニケーションを図ることができるのは地球上で唯一人間という生き物だけである。言葉が発達したために人間は他人の意志を認知し、複雑な情報を共有することができるようになり、その結果としてこれほどまでに高度な社会性を持つようになったのである。このレポートではコミュニケーションの手段として人間に必須の言語の獲得をまとめる。
     最近の研究では言語獲得の準備段階は胎児として母親の子宮内にいるときから始まっていることが分かってきた。胎児は母親が話すのを聞くとその心拍数が速くなるという。
     出生後は「泣く」という音声を用いた意思の伝達が行えるようになる。しかし新生児は長い舌、高い咽頭の位置など発声器官が未熟なため、泣くという共管音しか発生することができず、またこれは不快を伝えるという目的のみに使用される。この時期の乳児は泣くという自発的なコミュニケーションだけでなく、言語音に対する高い認知能力を持っている。生後1週間以内の新生児に両親の母国語と他言語を聞かせると母国語を聞いているときに吸啜反応が強くなるという。
     生後2、3か月ころからは叫喚音だけでなく、クーイング...

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