自分がもし、体がある程度動く状態で介護施設と呼ばれるところに一人預けられたら、きっと戸惑い、何をすればいいのかをずっと考えるだろう。施設では職員さんがほとんどのことをしてくれて、今までしてきた炊事洗濯、何もすることがない。最初のうちは友達もいない。どうすればいいの?それはきっと、寂しく悲しい時間に違いない。
施設での課題は、そんなところにあると思う。その人が生きてきた生活リズムをなるべく変えず、家事をある程度やったほうが頭も体も動くし、自分にはやるべきことがあるという充足感を満たす働きもある。また、施設の社会参加というか、地域との接点を持つというのも重要であると思う。地元の老人ホームでは、小中学校を除き、私が知る限りでは夏祭りなどでしか地域とのつながりを持っていない。できるだけ町内会の草むしりや廃品回収に参加するなどといった小さなことから始めたらいいと思う。
高齢者福祉論
「高齢者福祉の充実にとっての課題と重要となる視点について」
自分がもし、体がある程度動く状態で介護施設と呼ばれるところに一人預けられたら、きっと戸惑い、何をすればいいのかをずっと考えるだろう。施設では職員さんがほとんどのことをしてくれて、今までしてきた炊事洗濯、何もすることがない。最初のうちは友達もいない。どうすればいいの?それはきっと、寂しく悲しい時間に違いない。
施設での課題は、そんなところにあると思う。その人が生きてきた生活リズムをなるべく変えず、家事をある程度やったほうが頭も体も動くし、自分にはやるべきことがあるという充足感を満たす働きもある。また、施設の社会参加...