R0703  言語学概論  第1設題 言葉の意味が脈絡によって異なる場合を、例を挙げて説明しなさい。

閲覧数2,941
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    言葉の意味が脈絡によって異なる場合を、例を挙げて説明しなさい。
    はじめに
    言葉の意味は、その言葉が発せられたときの状況、その言葉の使用者などによって異なってくる場合が数多くある。それは、言葉の意味というものが、それが指し示す内容とは独立して存在するからである。
     例えば、「星」という言葉で考えてみる。「星」という言葉が「夜空を見上げて星を見る」という風に使われた場合、この「星」は宇宙に存在する天体のことを指しているといえるだろう。
    しかし「彼は希望の星だ」という風に使われた場合はどうだろうか。この場合の「星」は、夜空に輝く天体のことではなく、「星」が光り輝くものの例えてとして使われている。
     では、「星勘定」「星を重ねる」という具合に使われた場合はどうだろうか。この場合の「星」は勝負事における、「勝ち」という意味で使われている。
     さらに警察官が「星」と使った場合を考えてみる。この場合の「星」は警察という社会における社会方言であり、「星を捕まえた」「星をさがす」などと使われることによって「容疑者」「犯人」という意味である。
     このように言葉は、地域や使用者、使われる場面などによって様々...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。