体液の恒常化について

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「体液の恒常化について」
1.体液の組成

細胞が浸っている体液が恒常でなければ、細胞は生きていけない。そうすると、人体も生きていくことができない。

 体液は、細胞内液と細胞外液に分けられ、細胞外液はさらに組織液と管内液に分けられている。そして、管内液には血漿・リンパ液・脳脊髄液が入る。

 体液は体重の約60%を占めており、その内訳は細胞内液が40%、細胞外液は20%であり、細胞外液20%のうち、組織液は15%で、管内液が5%である。

2.恒常化

 恒常化とは、感覚器に与えられる近刺激が変化しても、物のさまざまな特徴を一定に保とうとする仕組みであり、大きさ、形、明るさ、速度、音の大きさ、重さなどに働く。

哺乳類の場合、神経・免疫・内分泌(ホルモン)の相互作用によって体液の恒常は維持されている。

3.体液の水・電解質バランス

 体からは何もしなくても水分が蒸発によって失われていき、また飲食をすればその中に水・電解質は含まれている。

このように、日々の生活の中で体液の成分が変動する要因は多い。しかし、体にはこれを恒常化するしくみが備わっている。

 体の中には、体内の電...

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