保険総論2

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    資料紹介

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    1. 生保資金の特徴
     ① 生保資金の源泉は、契約者から払い込まれた保険料であり、その資金の大半は、将来の保険金の支払いのために年々積み立てられる責任準備金である。損保資金の保険期間は短いが、生保契約は人間の一生あるいは数十年にわたる期間を対象としているので、生保資金は極めて長期性である。
     ② 生保は、(戦争や大震災などよほど異常な事態が発生しない限り)損保のように突発的に多額の保険金を支払うというケースはまれであるので、責任準備金は絶えず着実に増加累積されていく。よって、生保資金はきわめて安定性である。
     ③ 生保では、保険料払い込み期間全体を通じて支払う保険料を一定額に平均化して、長期間にわたる保険料の計画的・継続的な支払いが容易になるように保険料が計算される。これを平準保険料というが、この平準保険料方式のもとでは、保険加入者は若年時は実際の死亡率に対応する自然保険料よりも多くの保険料を負担することになるが、中高年期には相対的に保険料負担が軽減されることになる。こうして若年時に多めに負担される保険料分だけ、生保会社には保険資金が早く多く蓄積されていくことになる。
    2. 生保資金の...

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