代理母とは、大人の都合ばかりを重視した自分勝手な考え方が生み出したものであると思う。私は代理母、あるいはそれに準ずる考え方に反対である。
「子どもを産む産まないは、まったく個人の自由。」「幸せは十人十色。幸せは自分で創ればいい。」などの考えで代理母になる人や、代理母を探す人がいるという。幸せを創るために、代理母に子どもを産んでもらった(又は卵を提供してもった)親は本当に幸せになれるのだろうか。そして、生まれてきた子どもは幸せになることができるのだろうか。
妊娠すると、女性の体には様々な変化が立て続けに起こる。例えば、出産すれば母乳が出るようになる。この母乳は新生児にぜひ飲ませるべきだといわれているが、それは母乳に免疫成分がたっぷり入っている為だけでなく、肌と肌を触れ合わせお乳をあげることで、母が子への愛着を深める作用があるからだそうだ。「本来の母」は、子どもが健康に育つことを第一に考えて、子どもを代理母の母乳で育てるのだろうか。しかし、代理母が母乳を与える姿を見たら「本来の母」はどんな気持ちになるだろう。それとも代理母に母としての感情が芽生えることを恐れて子どもを人工乳で育てるのだろうか。その際代理母は、張った乳房からどんな気持ちで乳を搾り出すのだろう。
こんな話を聞いたことがある。代理母から生まれた子どもは、普通に生まれてくる子より遥かに「待ち望まれた子ども」だと祝福されるのだという。しかし、子どもを生む(得る)ということに一生懸命になりすぎて、いざ子どもが生まれると気が抜けてしまい、愛情を込めた子育てにまで気が回らないというようなことは起きないのだろうか。
また、子どもを育てるにあたり思い通りにいかないことがあると、つい代理出産に原因を求めてしまう気持ちになるということも考えられる。
代理母について
代理母とは、大人の都合ばかりを重視した自分勝手な考え方が生み出したものであると思う。私は代理母、あるいはそれに準ずる考え方に反対である。
「子どもを産む産まないは、まったく個人の自由。」「幸せは十人十色。幸せは自分で創ればいい。」などの考えで代理母になる人や、代理母を探す人がいるという。幸せを創るために、代理母に子どもを産んでもらった(又は卵を提供してもった)親は本当に幸せになれるのだろうか。そして、生まれてきた子どもは幸せになることができるのだろうか。
妊娠すると、女性の体には様々な変化が立て続けに起こる。例えば、出産すれば母乳が出るようになる。この母乳は新生児にぜひ飲ませるべきだといわれているが、それは母乳に免疫成分がたっぷり入っている為だけでなく、肌と肌を触れ合わせお乳をあげることで、母が子への愛着を深める作用があるからだそうだ。「本来の母」は、子どもが健康に育つことを第一に考えて、子どもを代理母の母乳で育てるのだろうか。しかし、代理母が母乳を与える姿を見たら「本来の母」はどんな気持ちになるだろう。それとも代理母に母としての感情が芽生えることを恐れて子どもを人...