1、血液浄化療法の種類
2、腎臓の働き・腎不全
3、血液透析の原理
4、血液透析に必要なもの
5、透析患者さんの食事
6、長期透析の合併症
7、透析資料
血液浄化法について
血液浄化法の種類
腎臓の働き・腎不全
血液透析の原理
血液透析に必要なもの
透析患者さんの食事
長期透析の合併症
7、透析資料
1、血液浄化療法の種類
・血液透析(Hemodialysis:HD)
尿毒素により汚染された血液を体外に導き、人工腎臓(ダイアライザー)によって血液と透析液を間接的に接触させて拡散と限外濾過により余分な水分・老廃物(尿素、クレアチニンなど)の除去や電解質(ナトリウム、カルシウム、カリウム、リンなど)を調節し、血液を正常にして再び体内に戻す方法。通常は週3~4回、1日に3~5時間ほどおこなう。 日本の長期血液透析患者は現在約25万人。毎年約1万人ずつ増加している。
・腹膜透析(Peritoneal Dialysis:PD)
人工腎臓の変わりに患者本人の腹膜を利用する方法。
腹膜透析は自宅で行うことができ、複雑な機械も必要なく社会復帰がHDより容易である。方法は腹部に直接カテーテルを挿入し、約2Lの透析液を1日3~4回、1回に30分ほど流す。
ただし、感染による腹膜炎、腹膜硬化などにかかりやすく、場合によってはHDにしなければならな...