幼児向けと児童向けの絵本をそれぞれ一冊ずつ選び、それらを幼児及び児童に国語指導教材として与えるとときの①ねらい・目標②指導方法・指導計画③教具・学習材等について考えを示すと共に、その決定までに参考にしたことや思索したことを述べよ。
国語指導教材として、幼児向けには『スイミー』、児童向けには『ちいちゃんのかげおくり』をそれぞれ選定し、教材として与える際の計画、準備等について以下の4項目に分けて考えを述べる。(1)絵本を選定した理由(2)子どもに教材として絵本を与える際のねらいについて(3)絵本を使った活動における指導の手順及び支援について(4)授業で使用する教材・教具について
1幼児向け絵本『スイミー』
<書誌的内容>:レオ=レオニ作・谷川俊太郎 訳/好学社/27.4cm×22.0cm/1986年8月
<あらすじ>
広い海に暮す小さい魚スイミーは、兄弟がみんな赤い魚だったのに真っ黒だった。平和に暮らしていたスイミー達だったがある日、大きなマグロに兄弟を食べられてしまい、スイミーだけが助かる。兄弟を失い、海の中を色々な生物に会いながら放浪するスイミー。そして岩場に脅えながら暮らす、兄弟そ...