「宮崎駿って、やっぱりすごい」
‘on your mark‘この作品を初めて見たとき素直にそう感じた。たった6分48秒の映像。それだけで人をこんなにも感動させることが出来る。ストーリーはちゃんと理解できるものであり、結までしっかり描かれている。
「歌詞と映像は完全に切り離され、映像は独立したものである」という話だが、何度も見ていると、この‘on your mark‘がエンディングテーマのように思えてきて、その場面に至るまでのストーリーが自然と浮かんでくるから不思議である。宮崎マジックとでも言おうか。
そして、そう思い始めると歌詞と映像の関連があるように思えてくる。
チャゲとアスカが捕われの少女を(恐らく政府機関から)奪還し、一度は再び奪われるが、助け出し少女を空に放つ。
まず始めの
そして僕らは いつもの笑顔と姿で 埃にまみれた服を払った
oh この手を離せば 落ちてゆくコインは 音さえたてない
といった箇所。ここは羽のついた少女を助け、空に放つ場面を示唆していると考える。恐らく名残惜しいであろう別れを、そのような素振りを見せずに「いつもの笑顔と姿で 埃にまみれた服を払い」ながら、「この手を離せば(少女は飛んでいってしまうので) 落ちてゆくコイン(少女)は 音さえたてない(静かに飛んでゆく)」といったように、通じる部分があるように感じる。
また、
on your mark 僕らが それでも止めないのは
夢の斜面見上げて(いつかは) 行けそうな気がするから
という箇所は、少女を空に還すことが出来たことから来る希望である。「on your mark(スタート地点で)僕らがそれでも(まだ始まったばかりのこの反抗を)止めないのは 少女の去った空を見上げて いつかは、希望に満ち溢れた世の中に出来るから」というふうにとれると感じた。
on your mark ―歌詞と映像―
「宮崎駿って、やっぱりすごい」
‘on your mark‘この作品を初めて見たとき素直にそう感じた。たった6分48秒の映像。それだけで人をこんなにも感動させることが出来る。ストーリーはちゃんと理解できるものであり、結までしっかり描かれている。
「歌詞と映像は完全に切り離され、映像は独立したものである」という話だが、何度も見ていると、この‘on your mark‘がエンディングテーマのように思えてきて、その場面に至るまでのストーリーが自然と浮かんでくるから不思議である。宮崎マジックとでも言おうか。
そして、そう思い始めると歌詞と映像の関連があるよう...