この映画の主人公は、情けや人間の内面にあるものを重視せず、弁護士という仕事柄もあってか、物事を割り切る冷徹な態度を貫き、人生を送っていた。さらに仕事一筋で、家庭をほとんど顧みない男でもあった。一方その妻も
この映画の主人公は、情けや人間の内面にあるものを重視せず、弁護士という仕事柄もあってか、物事を割り切る冷徹な態度を貫き、人生を送っていた。さらに仕事一筋で、家庭をほとんど顧みない男でもあった。一方その妻も、何不自由なく豪華な生活を送り、夫を裏切る行為をしていた。このように夫婦間にもズレが生じていた中で、男は不意の事故による脳の障害を受け、一命は取り留めたものの身体の不自由な状態となり、それまでの記憶を失う。その後、献身的な妻や、理学療法士によって、身体の回復をはかり、記憶も徐々に戻り、事故前までとは対照的な人物となる。不運な事故により、家族が一つにまとまっていく・・・。
私はこの映画を見て...