炭酸バリウムと酸化チタンの固相反応

閲覧数3,892
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実験レポート

    実験題目:

    BaCO3 と TiO2 の固相反応

    1

    1.緒言
    1.1.実験の目的
    BaCO3 と TiO2 との固相反応によって、BaTiO3 を空気中、二酸化炭素中でそれぞれ
    生成し、その生成物が各反応の雰囲気でどのように異なってくるかを、反応率や粉末
    X 線回折法などを用いて調べる。
    1.2.実験の原理
    固相反応
    固相が反応して、新しい固相を生じることを固相反応、あるいは固体反応という。
    BaTiO3 は次のような固相反応で得られる
    BaCO3 + TiO2 → BaTiO3 + CO2
    固相反応では反応物の接触点でしか反応は起こらないので、最初の両者の粉末はでき
    る限り小さく、かつ均一な混合状態でなければならないなどさまざまな問題点がある。
    粉末 X 線回折法
    X 線が結晶に照射された場合、結晶格子面で反射し、お互いに干渉し合うので、次
    の条件を満たす方向の回折線のみ強度が増大し、他は打ち消しあって観測されない。
    2d sin   n

    (Bragg の条件)

    図 1 ブラッグの法則
    波長  が一定の単色 X 線を照射して  を観測し、上の式...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。