聖徳大学 小児保健 第1課題第1設題

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    第1課題第1設題
     人間の一生を考えるとき、どこをスタートラインとするかは様々な考え方がある。しかし、最近では受精の瞬間から最後の時を迎えるまでのすべての時間を一生涯(ライフスタイル)と捉え、出生前小児期の健康な発育をたすけることが、その後の健康管理を考える上でも重要であるとする考え方が定着してきている。
     法的にも日本では、1965年に制定された「母子保健法」の第2条において「母性は、すべての児童がすこやかに生まれ、かつ育てられる基盤であることにかんがみ、尊重され、かつ、保護されなければならない」として、妊娠中の母親の健康管理の重要性を認めている。さらに、2000年に策定された「健やか親子21」では「妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保」を課題の一つに掲げ、妊産婦期から産褥期の生活全般における快適性も健康を促進するための母子保健の一部としている。
     具体的に妊娠に関わる健康管理を段階に応じてみていくと、まず妊娠以前に重要とされるのが、母体となるべき女性が妊娠に適した身体と環境とを保持しているかということである。これには例えば年齢や結婚の有無、やせすぎ・ふとりすぎなどの身体的特徴、精...

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