08818 体育指導法 第二分冊
○評価の目的
学習活動の目標について、どれだけ近づいたか・変化したかなどを一定の基準に照らし価値判断をする。それらは、客観的な判断を求められ、社会的価値評価にもつながる。結果として成績だけではなく活動中の学習過程も対象であり、目的を明確にする必要がある。
単元の途中で児童にフィードバックされ、次回の授業に意欲がわくような評価。
生涯教育、スポーツの基礎となり、自ら健康的な生活を実践できる態度と能力を育てられる。
教師が指導内容や方法を再検討する。
指導要録に記載して評定の参考資料となる評価などが評価の目的に含まれる。
○評価の種類
(1)評価の時期
①珍断的評価(初期)
初めのスポーツテストなど児童・生徒の能力を判断する。それぞれの目標やグループ分けをする。
②形式的評価
初期に定めた指導法や目標が適切かどうか判断する。ここにおいては途中経過であり、初めの目標にどれだけ近づいているかを評価する。
③総合的評価
能力・態度・ガンバリ・伸び率・出席などの様々な評価を加算し、総合的な観点から一人一人を評価する。そして、最終的...