環境倫理学【自然と人間】

閲覧数3,128
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人間と自然の間にはいったいどのような関係があるのだろうか。また、今日までにどのような考え方があったのだろうか。
    古代ギリシャ時代は、自然に対する信仰や、信仰に基づく教えなどによるものから人間は自然(Physis)の一部である、と考えていた。(自然中心主義 naturecentrism…人間とその他の自然は自然環境の中で共生している、という考え方。)しかし、キリスト教が生まれ、人間は神に近い存在・人間は「神の似姿(imago oei)」である、と人々は人間を特別視するような傾向が生まれた。こうして自然に対する支配を説くキリスト教的自然観(“人間以外の被造物は、人間が生き、発展することに使えるためにのみ存在する”)が中心になった。その中で“自然は神によって創造されたもの”(被造物)であると考え、自然支配という近代への接続部ができてしまった。人間は人間中心主義という考えを持ち、もはや自然は人間にとって征服し操作する対象でしかなかった(人間中心主義 anthropocent rism)。
    17世紀になり、近代思想のはじまりがくる。近代思想(哲学)によって目的論的世界観(the teleolog...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。