触二点閾

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    実験心理大学

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    実験心理学

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    日々の生活の中でもわかるように,私達の体は物体が触れた部位によって感じ方が違う。様々な部位が異なる感じ方をし,刺激が弱すぎた場合には気づけないことがある (宮岡1994.)。人間は刺激がある一定の強度を超えないとその存在を認識できないのだ。そして,刺激の存在や差違を認識するための刺激の最小値のことを閾値という(宮岡)。閾とは,光や音などの有無,同種の刺激間の差違などが感知できるか否かの境目のことである(宮岡)。皮膚感覚においても閾値の存在は確認することができる。コンパスのような先の尖った物を同時に2ヶ所に皮膚の表面に触れさせた時,先端の2点の間隔がある程度以上に広ければ2点と感じられるが,間隔が狭いと1点のように感じられる。この内,ふたつの刺激の強さや性質を区別し感じうる刺激差の最小の精度を指すものを弁別閾という。このような感覚系についての研究は19世紀半ばWeber(1834.),Fechner(1860.)らによって始められ,特にFechnerはこうした研究をPsychophysics(精神物理学)と命名した(中島 1992.)。この弁別閾と刺激量との間にどのような関係がある...

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