自殺と心理学

閲覧数3,132
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    近年、自殺者は世界中で、そして日本で急激に増加している。2004年の日本における自殺者数は交通事故死の約4倍、3万2千人以上にのぼり、自殺未遂は既遂の20倍もいるといわれている。さらに、自殺に対する偏見から書類上は事故死と扱われているケース等も考えると、実質の数字はさらに大きいものとみられる。先進国で自殺者がこのように多いのは日本のみであり、東欧の小国などに次いで世界第10位の自殺率の高さとなってしまっている。

    タグ

    レポート自殺心理学予防介入ケア

    代表キーワード

    心理学自殺予防

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    近年、自殺者は世界中で、そして日本で急激に増加している。2004年の日本における自殺者数は交通事故死の約4倍、3万2千人以上にのぼり、自殺未遂は既遂の20倍もいるといわれている。さらに、自殺に対する偏見から書類上は事故死と扱われているケース等も考えると、実質の数字はさらに大きいものとみられる。先進国で自殺者がこのように多いのは日本のみであり、東欧の小国などに次いで世界第10位の自殺率の高さとなってしまっている。メディアで最も話題になりやすいのは少年期の自殺で、いじめや家庭の問題などから死を選ぶケースである。これは単に絶望感や逃避願望からだけではなく、家族や友人、クラスメイト、教師など周りの人間に対する仕返しや当てつけ、復讐の手段としての自殺だともいわれる。また、あまり大きく報道はされないが、中高年の過労自殺、借金苦や病気などから逃れる最終手段としての自殺が圧倒的な数を占めている。しかし、他者からは全く理解できないような理由で自殺してしまう人もいるし、日本人特有の「皆と同じなら安心」という観念が集団自殺を引き起こす原因になっている可能性も否めない。また日本では明治天皇崩御の際の乃木大将夫...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。