時代のグローバル化が進むに伴って、これからは身近に外国人が住むようになるということなどが増えてくると思います。そのため公用語にしなくても、英語が必要だと感じる人は、英語公用語化計画が開始されるであろう一世代後には確実に増えているはずです。そうなれば、心配されているイングリッシュ・ディバイドも自然と小さくなっていくと思います。
多くの国民が英語の能力を身に付けるというのは、素晴らしいことで、理想的なことだと思います。しかし、人々が本気で勉強しない限り英語力は身につきません。ずっと先の将来、英語が本当に世界の公用語になって、世界のだれもが英語と母国語を理解できる時代がくるかもしれません。しかし現代の日本はまだ、日常生活で英語を必要としない環境にいる人のほうが多いのです。だから、現代では英語が必要な人は英会話スクールに通ってなどして個人で学んで、英語力をしっかり身につけるといいと思います。
以上の理由のために、私は英語の第二公用語化には反対です。
英語第二公用語化論について、私は反対の立場です。もちろん英語を学習することや教育することは、グローバル化している現代には絶対に必要なことです。しかし、わざわざ公用語にする必要はないと考えます。英語は確かに世界共通語として重要な言語です。しかし世界中が英語を公用語にすると決めたわけでなく、英語を公用語化していない国もたくさんあります。また反対に、アジアの国でも、インドやシンガポール、フィリピンでは、英語が公用語になっています。しかしそのような国では、固有の民族語が多すぎて他に共通語がなかったために、英語を共通語にすることで国を維持するために公用語にしいます。多様な民族同士がお互いに話すための言葉にたまたま英語を選んだということです。そういう場所では英語をうまく話す人は多いかもしれません。英語ができなければ暮らしていけない状況があるから、英語ができるのはあたりまえです。
しかし、日本とそれらの国とでは状況が違います。日本で英語を公用語にする必要はないのです。日本ではほとんどの人々が日本語を話しています。各地に方言はありますが、中国語の方言のようにまったく違う言葉ではありません。学校でず...