教育心理学(1):合格!

閲覧数1,709
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「象徴機能について説明せよ(説明には子供の行動についての具体的研究例も提示する)。また、教育との関連で大切な点を説明しなさい。」
     まず初めに、認知の発達について考える。人間の赤ちゃんは生後4ヶ月までに、母親の顔・声についてかなり認識しているということがいくつかの研究で明らかになっている。それは、聴覚、視覚、嗅覚などにより認識していると考えられている。また、生後8ヶ月~9ヶ月までには、特定の人に対する記憶を蓄積し、見知らぬ人に対する恐れを表現するなど自らの記憶に基づいた情報を再生する能力を身につけていることが明らかになっている。つまり、生後1年が経つ前に、人間は自己の基礎をつくり、外のもの(人、物を含めた社会全体)に対して認識しようとする姿勢・力が養われているのである。
     スイスの心理学者ピアジェは、生後から2歳くらいまで、いわゆる外界について知る時期のことを感覚運動的段階と表現している。この段階が確立する1歳半~2歳頃の子どもは、自分自身の心で像を浮かべることのできる表象の能力が身につく。これは、感覚運動的段階の終わりを告げ、象徴機能が見られ始めるきっかけとなる。
     象徴機能とは、そ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。