青山商事

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    資料紹介

     青山商事について、まず青山商事の中国進出の狙いは、中国市場を標的に商品を販売することにある。それは系列会社が中国で現地生産をはじめているからである。しかし、上海市外国投資工作委員会は外国小売企業の完全所有の販売会社を認めない政策を実施している。そこで現地生産の合弁会社を設立することになった。そして青山商事は、合弁相手を上海2毛に選定した。その理由は、第一に合弁相手が紡織工場であるため、原材料の安定的な供給が可能であること。第二に合弁相手に資金力があることで、合弁相手の赤字の損失補填をせまられる可能性が低いこと。第三に合弁相手の社長の決定権が大きいことである。
     上海青山の特徴はまず、中国製と日本製をミックスした生産設備である。そのミックスした生産設備として、三つの特徴をあげることができる。一つ目に、汎用機械の本織ミシンを日本から持ち込まず、合弁相手の中国製の機械をそのまま稼動させていることである。既存設備を稼動した理由は、既存設備がまだ十分に稼動でき、日本から持ち込む必要がなく、工場の建物に必要以上の投資をしたことと、仕方なく縫製工場を設立したことである。
     二つ目に、オーバーロックやプレスなどの特殊機械を日本から持ち込んでいることである。特殊機械を導入した理由は次のふたつで、ひとつは熟練労働者が少ないからであり、もうひとつは、中国製の特殊機械の精度が低いからである。
     三つ目に、自動化機械は一台も導入していないことである。その理由は、中国の電圧が不安定で、よく停電することである。このため自動化設備は性能が狂いやすく、本来の働きを発揮できないのである。それに加えて、中国での技術移転が難しいことである。労働者は技術を私有物と考え、いったん技術を習得したら、あまり他の労働者に教えない。このため、自動設備を1台導入しても、何も役に立たない。

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    青山商事について、まず青山商事の中国進出の狙いは、中国市場を標的に商品を販売することにある。それは系列会社が中国で現地生産をはじめているからである。しかし、上海市外国投資工作委員会は外国小売企業の完全所有の販売会社を認めない政策を実施している。そこで現地生産の合弁会社を設立することになった。そして青山商事は、合弁相手を上海2毛に選定した。その理由は、第一に合弁相手が紡織工場であるため、原材料の安定的な供給が可能であること。第二に合弁相手に資金力があることで、合弁相手の赤字の損失補填をせまられる可能性が低いこと。第三に合弁相手の社長の決定権が大きいことである。
    上海青山の特徴はまず、中国製と日本製をミックスした生産設備である。そのミックスした生産設備として、三つの特徴をあげることができる。一つ目に、汎用機械の本織ミシンを日本から持ち込まず、合弁相手の中国製の機械をそのまま稼動させていることである。既存設備を稼動した理由は、既存設備がまだ十分に稼動でき、日本から持ち込む必要がなく、工場の建物に必要以上の投資をしたことと、仕方なく縫製工場を設立したことである。
    二つ目に、オーバーロックやプレ...

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