情報社会論②

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    佛教大学情報社会論

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    第 2 設 題
    「情報化と情報行動について論じなさい」
     情報化とは、情報機器やそれらの産出する情報を用いることによる環境の変化である。日本の情報化は、高度な情報通信機器の導入やネットワーク化により、産業の情報化から始まり、地域の情報化、家庭そして個人の情報化へと進んできている。
     産業の情報化として、コンピュータ・ネットワークの進化、デジタル方式の多チャンネル放送、双方向CATV、移動体通信、そしてそれに伴う電子決済の構築などが挙げられる。
     地域の情報化は、中央の大都市や大企業による、ファックス、コンピュータ、パソコン、CATVなどの情報メディアや情報基盤の整備が、地方の中小都市や中小企業にも広がることによって行われてきた。それによって、地場産業や新しい地域産業が形成され、地域の福祉・医療が向上し、また文化・教育が育成され、行政の効率化やサービスの向上が可能になったのである。そしてそれが地域の停滞を打ち破り、地域社会を活性化すると期待されている。
     家庭の情報化は、産業分野を中心に進行してきた情報化が個人的、私的な部分に広がってきたことによる。家庭という場に、情報機器や情報システム...

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