ベッドと布団

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    国際関係学部 比較文化社会

    1510070213-1 深 大基

    ベッドと布団
    ベッドと布団

    深 大基

     近年、西洋の文化が庶民の間にも行き渡り、家、家具、トイレなどほとんどの生活用品が洋式である。そして、寝具に関しても同じ事がいえる。日本の昔の家族の風景といえば、和式の大部屋に家族みんなで畳の上に布団を敷いて寝ている様子であった。しかし、核家族化が進み、少子化が社会問題とまでなるような昨今でも好き嫌いがあるが、布団文化も根強く残っている。ここでは、ベッドと布団のメリット、デメリットを比べながら、いろいろな側面から比較してみたいと思う。ちなみに、ここで言う「布団」は便宜上、床で寝る文化としてもとらえることにする。

    歴史

    まずは、この二つの寝具の日本での歴史から見ていきたい。

    日本人は古くから床で寝る習慣があったようだ。弥生時代には竪穴式住居に住み地面に穴を掘ってそこで寝ていた。平安時代には畳が作られ、そこで寝るようになった。床にしかし、「布団」というものが登場するのは江戸時代のそれも後期からである。それまでは「夜着」と呼ばれる、綿製の厚手の着物を上に掛けて寝ていた。江戸時代...

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