身近なインド綿

閲覧数1,231
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    身近なインド綿とその生産の背景
    深大基
    我々が普段使う物の多くに木綿(コットン)が使われている。木綿は、繊維の中でも、特に肌触りがよく、吸湿性にも優れるので、肌着、タオル、シーツなど肌に触れやすい物の多くに使われている。どんな人でも、家には必ず綿製品が一つ以上あるだろう。その木綿を生産している主要国の一つがインドである。インドといえば近年、中国と比較されるほど急激な経済発展を遂げている国だ。今回は、この我々にとっても身近な木綿が、近年経済成長の著しいインドで、どのように作られ、それが人々にどのような影響を与えているかを検証してみたいと思う。
    まず、木綿はどのようにできているのだろうか。木綿はワタ(アオイ科ワタ属)の種子のまわりについている。国内での生産はほとんどなく、ほぼ100パーセント海外輸入だ 。世界の生産国トップ3は中国、米国、インドという順番だ 。日本の輸入先のトップは米国となっている。インドはシリアに次いで4番目だ。しかし、日本でも明治時代は産業の近代化を進める上で綿織物業が大きな役割を果たし、その時の綿花はほとんどがインドからの輸入品だったそうだ 。また、インドでの綿花の歴...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。