1-経済法-01_[官製談合]

閲覧数1,829
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    経済法
    「A市においては、各年度の道路工事の発注について、あらかじめ過去の実績に基づき、全ての
    工事業者が公平に受注できるよう割り当てることが慣例とされ、少なくとも十数年前からA市の発
    注担当者(職員)に受け継がれてきた。各年度のはじめ、発注担当者は工事業者の団体に対して
    発注予定工事の概要を知らせ、団体内で受注予定者を割り当て、受注予定者のリストを発注担
    当者に渡していた。そして、実際の個別の工事の入札においては、受注予定者が落札できるよう
    に入札価格を調整していた。」
    上記設例は、いわゆる官製談合とよばれる行為である。一般的な入札談合事件とどのような点
    で異なるか、比較しつつ解説しなさい。また、上記設例においては、誰に対して、どのような法的
    措置をとることが可能か示した上で、自己の見解を論じなさい。

    一般論
    入札談合は,一般的には,個別の入札において受注予定者を決定するルールを取り決める合
    意(基本合意)と,入札ごとに当該基本合意で決めたルールに基づいて受注予定者を決定し,受注
    予定者が受注できるように協力する行為(個別調整行為)とから構成される。
    これら行為のうち3条後段の「不...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。