部落問題解決に向けた取組について論ぜよ

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    部落問題解決同和

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    ※課題3 部落問題をどのように解決するのか具体的に述べなさい。 
    まず最初に、部落問題解決に向けた取組が本格的に開始されるのは、戦後以降のことである。ここでは、戦後の京都市の同和教育への取組と、問題解決への実践の経過を見ていきたい。
    1950年、京都市は国の不良住宅地区改良法による住宅改良事業に着手する。完成した改良住宅は一戸あたり12.5坪の居住面積を有しており、かなり広く作られることとなった。そして、このことを皮切りに市の各部落では相次いで改良住宅が建設され、それに伴ってインフラ整備が順次行われた。
    また、同市は同和教育施策として同和地区児童・生徒の長期欠席・不就学の取組を行った。オールロマンス事件が起きた1951年において、長欠児童は小学校で京都市0.6%に対し同和地区では6.5%であった。さらに中学校では京都市2.8%に対し同和地区では28.7%であり、どちらも10倍程度の開きが存在していた。そして、同和地区におけるこのような長欠・不就学問題を受けて、部落解放委員会京都府連合会は、京都府に対して「差別は市政の中にある」として、生活困窮家庭の児童・生徒への学用品の無料支給、無料で...

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