発達心理学4

閲覧数1,834
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.老年期における達成について
    2.成人発達における横断研究と縦断研究の長所・短所

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 老年期における成功と達成は、一般的に、4つの要因によって決定される。それらは、老年期より以前の成人期に獲得した尊敬の程度、知識、参加への願望、資産コントロールである。
     創造的な人々の主要な作品は、人生の早期に作られる傾向があるが、彼らの全作品は、彼らの生涯の全般にわたって分散している。創造的努力の中には、若者が持っている情熱や強いエネルギーを必要とするものもあるが、哲学や歴史のように、広範な経験を必要とする領域もある。このため、これらの領域における貢献は、より遅い時期に頂点を迎え、老年期になっても生産性はほとんど減少しない。このことは、経験によって他者の生産性を向上させるような指導性が作り出された時には、さらに当てはまるのである。流動性知能や拡散的思考は、加齢と共に低下するが、日常的経験の次元では年齢に関連した向上も見出されている。
     成熟した知恵、情報を統合する能力、老化の過程への関心、指導者としての才能は、しばしば家族や友人という小さな世界の中で優れている高齢者に見出されていることがある。高齢の大工の蓄積された知識から生まれたきれいな手作りの家具、退職した教師によって書かれた...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。