学習心理学3

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資料紹介

1.技能学習について
2.なぜヒトは忘れるのか、忘却を防ぐにはどのようにすればよいのか

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1 人間にはさまざまな能力があるが、その大部分は学習によって習得されたものであるといえる。そのさまざまな能力の中でも、感覚系と運動系との協応の習熟をめざした技能学習は人間の学習の中でも代表的なものであり、また、人間の持つ能力として描かすことのできないものであるといえる。
 技能を習得するためには、それを試みる回数、つまり練習の回数が重要である。確かに、技能の上達には練習は欠かせない、しかし、練習とは何を意味するのだろか。一般には習得すべき技能を、繰り返し反復する事が練習の意味であると思われている。しかし実際は、成功したか失敗したかといった結果の確認を伴った練習によって上達すると言える。この結果の確認を「結果の知識」または「フィードバック」という。
 技能の上達は、繰り返しフィードバックを与えることによるといえるが、このような練習を効率よく行うためには、さまざまな条件が関係している。
 練習は動作を伴うわけであるが、その反復の仕方について、一定量の練習をまとめて休みなく行うのを集中、休みを入れて小刻みに行うのを分散といい、2通り考えられる。常識としては、まとめて集中的にやった方が効率的で...

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