異文化理解(西欧)

閲覧数813
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    代表キーワード

    異文化理解

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。またそれがもつジレンマとは何か。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。
     ヨーロッパの統合が具体的に進み始めたのは、第一次世界大戦後である。ヨーロッパは歴史的に様々な民族や言語、宗教などが存在し、それらを背景とした対立や紛争が絶えなかった場所である。そうした紛争により、民衆が犠牲になり、国土が荒廃し、経済が衰退していった。第一次世界大戦により破壊されたヨーロッパには、今後も各国がバラバラのまま同じように争いを続けるならば、自分たちは世界の中心から遠ざかってしまうという懸念があり、そこで「一つのヨーロッパ」という考えが出てきたのである。過去、ヨーロッパを統合させたナポレオン帝国は、イギリスを除くほとんど全ヨーロッパを支配し、その版図はかつてのローマ帝国に匹敵するほどのものであった。重要なのはこのナポレオン帝国の支配が、現在の欧州統合に与えた影響である。ナポレオンは、それまで各国の王の専制のもとにいた人々を解放し、自由と平等を与えようと各地に乗り込んでいった。しかし、圧政に苦しめら...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。