『生活習慣病について述べよ。』
生活習慣病とは、厚生省によると「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されている。
これは、かつて「成人病」と呼ばれていたものであるが、平成8年に「生活習慣病」と呼ばれるようになった。理由は、成人している人だけがかかる病気ではなく、生活習慣によっては子供でもかかる病気であることがわか
ったためである。また、生活習慣を正せば予防できるという啓蒙の意味も含めての呼び名である。
遺伝などの原因によって生活習慣病になることもあるが、ほとんどの原因がストレス、飲酒、喫煙、運動、食べすぎとなっている。
よって、生活者自身の生活習慣を改めることによって予防ができる病気である。
基本は「食事・運動・睡眠」であり、規則正しい生活を送ることが予防・改善へとつながるものである。
生活習慣病は、個人の健康を阻害するだけでなく、医療費の増大という形で、国の財政を圧迫している。
2008年4月より、厚生労働省では、メタボリックシンドローム対策として、「特定検診(メタボ検診)」を義務付けた。
メタボリックシンドロームは、高血...