2 直喩と隠喩

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    国語直喩と隠喩

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    ※課題2 直喩と隠喩との違いについて述べなさい。
    まず最初に直喩は、「のよう」「みたい」「まるで」「さながら」といったように、喩えであることを指示する語句を介して、ふたつの事柄を比較・対照するものである。なおかつ、ふたつの事柄は意味の観点から見てある程度離れており、常識的には結びつかないものである必要がある。喩えであることを指示する語句をつけるだけで表現できるので、隠喩に比べ簡単に使用することができる。

     直喩も隠喩も、その目的は同一で、強調と例示である。喩えるものと喩えられるものの間が離れていれば離れているほど、強調の色彩は強まるが、その分わかりやすさは薄まってしまう。逆に、喩えるものと喩えられるものの間が近いほど、わかりやすい一方で強調効果は薄れてしまう。このバランスをいかにとって、人の意表をつくわかりやすい例を使用するかが直喩・隠喩に共通する比喩のポイントとなる。

     たとえば、「あの子供の針金のように痩せている」という表現を考えてみたい。先ほど述べた比喩の機能に照らし合わせて考えてみると、まず、「あの子供はとても痩せている」と言い換えることができることからもわかるように、強調...

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