西洋史(第2設題)リポート

閲覧数1,350
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『第一次世界大戦にいたる国際関係の推移について考察せよ』
     このリポートでは、19世紀半ばから第一次世界大戦までの国際関係の推移について扱うこととしたい。その際「大不況と高度経済成長」「帝国主義による世界分割」「列強国間の接近と対立」「バルカン問題と第一次世界大戦」という4つの項目に分けて順に考察していき、最後にまとめとして私の考えを述べることにする。

    ○大不況と高度経済成長

     19世紀半ば以降、イギリスをはじめとする主要国は高度経済成長が続き、1913年までの間に、貿易量は4倍に増加した。しかし他方で、1873年にウィーンで起きた経済危機がきっかけとなり「大不況」という深刻な不景気が20年間も続くことになった。その要因は、世界的な産業構造の変化にあった。1880年代になるとアメリカが、工業生産でイギリスを追い抜き世界第一位となり、ドイツも90年代に入るとイギリスに迫る勢いを見せた。また、日本、ロシア、イタリアでも産業革命がおこり、工業製品をめぐる国際的な競争が激しくなった。そして同時に、国際的な交通や輸送網の発達によって、ヨーロッパへ安価な穀物や原材料が流入して、ヨーロッパの産業...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。