この資料は、情報教育の現状(2008)をインターネットを用いて調査した結果です。
全部で第9章で構成されており、これはその第6章となります。
第6章 調査結果の比較分析
この章では第3章~第5章で得た調査結果を比較しながら分析を行う。6.1では大学カリキュラムと高等学校カリキュラム・図書を用いたニーズ調査の比較分析、6.2では大学カリキュラムの必修授業・選択授業を比較した分析を行う。
6.1 高等学校カリキュラムとニーズ調査との比較分析
以下図73は、大学カリキュラム・高等学校カリキュラム・ニーズ調査をそれぞれ1単語ごとヒットした件数を表したものである。
図73 大学・高等学校・ニーズ調査の検索単語1単語ごとヒットした件数
ニーズ調査は実践的要素の項目数値が高いが、比較的バンランスのよい形となっている。高等学校カリキュラム調査では問題解決・情報社会・ネットとコミュニケーションの数値が高く、プログラミングと数学的要素など情報科学的な要素の数値が低い。大学カリキュラム調査では飛びぬけて実践的要素の数値が高く、次にネットとコミュニケーションが高い。
大学の情報授業カリキュラムを考える上で、社会で求められているニーズにマッチし、高等学校カリキュラムとの連携が大切であるため、以下図74に大学カリキュラム調査結果と高等学校カリキ...