判例百選民法Ⅱ(賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行、土地賃借権の移転と敷金の承継)

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判例百選 民法Ⅱ
賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行 (最高裁S49.9.2)
土地賃借権の移転と敷金の承継 (最高裁S53.12.22)
賃借家屋明渡義務と敷金返還債務との同時履行 (最高裁S49.9.2)
【位置づけ】同時履行のはなし
【事案】
                1F北側、3Fを店舗兼住宅として貸
B ①抵当権設定    A ②賃貸借契約(S44.9.1~2年間) Y
競売・実行 賃料16万8000円、敷金800万
X③2520万で落札        ④明渡請求
【1審】Xの請求棄却
【原審】Y主張①敷金返還を受けるまでは家屋を留置する!
②弁済を受けるまで家屋の明渡しを拒絶する!
(∵家屋明渡義務と敷金返還債務とは同時履行の関係)
高裁⇒Xの請求認容
S46.8.31に賃貸借終了。敷金返還請求権は賃借人が賃借物を返還した後に初めて生じる。
【Yの上告理由】敷金返還請求権につき建物の留置権を認めるべき!
【争点】家屋明渡債務と敷金返還債務は同時履行の関係か?   
【判旨】
敷金について
①敷金の性質:賃貸借終了後、家屋明渡義務の履行までに生じる賃料相当...

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