酸性度の異なる溶液のpH変化

閲覧数2,017
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    概要
     酸には種類によって強酸、弱酸など呼ばれ方がある。この"強い"ということは"電離度が大きい"といことだが、基本的に強酸・強塩基は特に記述がない限り、電離度を1として考える。
     塩酸のような強酸HAsは、水中では完全に解離して、As-とH+(水素イオン)を生じる。したがってはじめの強酸の濃度cが、溶液中の[H+]に等しくなる。
    HAs→H+As-    弱酸の場合 HAw⇔H++Aw-
    開始時濃度  c 0 0      c 0 0
    閉衡時濃度  0 c c      c-x x x
      これに対し酢酸のような弱酸は電離度が1以下なので一部しか解離しない。弱酸はそれぞれに決まった解離定数Kaを持つ。
     弱酸HAwが水中で平衡状態のとき、存在するHAw,H+Aw-の解離の度合いが小さく、[H+]は低くなって、酸性度はそれほど高くはならない。
     このテーマでは試薬の取り扱い方と希釈の方法を学ぶ。さらに硝子電極pHメーターの取扱法を取得して強酸や弱酸溶液のpHを測定し、水素イオン濃度を求める。
    実験操作

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    酸性度の異なる溶液のpH変化
    概要
     
     酸には種類によって強酸、弱酸など呼ばれ方がある。この"強い"ということは"電離度が大きい"といことだが、基本的に強酸・強塩基は特に記述がない限り、電離度を1として考える。
    塩酸のような強酸HAsは、水中では完全に解離して、As-とH+(水素イオン)を生じる。したがってはじめの強酸の濃度cが、溶液中の[H+]に等しくなる。
    HAs→H+As-    弱酸の場合 HAw⇔H++Aw-
    開始時濃度  c 0 0      c 0 0
    閉衡時濃度  0 c c      c-x x x
    これに対し酢酸のような弱酸は電離度が1以下なので一部しか解離しない。弱酸は...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。