経済学第1分冊

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    玉川 通信 経済学

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    玉川大学経済学

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    (1)ここでは、新古典派経済学とケインズ経済学は、それぞれどのようなものであるかについて述べる。
    新古典派経済学とは、経済は供給量が先に決まれば、需要量は自然とバランスするという経済学の学派である。つまり、具体的に製品と価格でいえば、製品の生産量が減少すれば価格は上がるため購入者は減少し、調整がなされるという考え方である。この考えに基づくと、供給側が生産量を決定することになるため、公共事業などで需要を喚起することは意味がないとされる。つまり新古典派経済学の立場では、政策としては、政府機能を絞る、いわゆる「小さな政府」を主張することになる。
    ケインズ経済学とは、需要が決まれば、後から供給量が調整されるという考え方である。この考えの下では、需要増加が景気刺激になるので、公共事業を行うことで賃金が上がり、需要喚起につながるという政策が採られる。
    両者の違いは、1点目は需要と供給のどちらが先行して経済循環が起こるかの考えの違いであり、2点目は市場の価格の調整能力の認識に違いである。
    前述のとおり、新古典派経済学では、供給量が需要を決定するとし、ケインズ経済学では需要が供給量を決定させるとい...

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