《学級活動・ホームルーム活動の内容と指導上の留意点》
小学校学習指導要領第6章の第2【学級活動】の、「1 目標」で、特別活動の中にある学級活動での目標が示されている。その内容は、「学級活動を通して、望ましい人間関係を形成し、集団の一員として学級や学校におけるよりよい生活づくりに参画し、諸問題を解決しようとする自主的、実践的な態度や健全な生活態度を育てる。」となっている。具体的に言えば、学級活動では、学級を単位として、学級や学校における生活上の諸問題の解決や、学級内の組織づくり、仕事の分担処理を通して、学級や学校の生活の充実と向上を図ることと、希望や目標をもって生きる態度の形成や、基本的な生活習慣の形成、望ましい人間関係の育成、学校図書館の利用、心身共に健康で安全な生活態度の形成、学校給食と望ましい食習慣の形成、等と通して、日常の生活や学習への適応及び健康や安全に関することなど、大きく分けて二つのねらいが、学級活動には示されている。
そのねらいを果たすための、学級活動の具体的な内容は、小学校では1学年と2学年、3学年と4学年、5学年と6学年、6年間を大きく3つに分けて小学校学習指導要...