戸籍について大雑把にまとめたレジュメです。特に近代に特化しています。
戸籍について
中国華北の遊牧民族で誕生したといわれている。歴史上に現れるのは秦の時代BC375。
日本へは唐の長安で作られた戸籍が入ってきたとされている。唐の場合は、長安が城塞都市だったため、ひとつの小区域として石塀で囲まれ区切られ、回廊に開かれた門をひとつずつもつ構造になっていた。そのため、「門」と呼ばれることもあった。
日本の都市構造は長安とはことなっていたため(?)、庭を共有するグループを一戸と考え、戸籍をつくった。
652年大和朝廷による戸籍がつくられた。戸は現実的な生産体系として求められ、よって戸籍は居住関係の登録簿とされた。課税台帳および身分登録簿として機能。
平安時代に衰退。。。共同体的「家」制度が作られる。
人別帳式戸籍
秀吉の刀狩令と検地(兵農分離)に関係。人々を土地・職業に縛らせる。身分制の維持のための相互監視システム(10人組、村請制?)と、封建的身分制社会の誕生。
徳川幕府にも継承→相互監視システム(五人組、隣組)、身分を越えた婚姻の禁止、藩を超えた婚姻を許可制にする。
明治4年の戸籍法(壬申戸籍)
6年ごとの調査=届出制ではなく、戸口調査(徴兵・徴税制度の確...