理科教育法Ⅱ

閲覧数1,523
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「知識注入型の理科教育を(1)理科の目標と(2)自然認識の過程に基づいた授業のあり方の2つの観点から批判せよ。」
     教育の目的は、子どもに豊かな人間形成を行うことである。ここでは、理科の目標を通して、授業で培う力を考察するとともに、知識注入方の教育がなぜいけないのかを述べていく。
     知識注入型の理科教育では、教室で学ぶ知識と科学の実践を関連づける努力がほとんどなされていない。従って、実験や観察は理解させるための手段としか考えられず、科学の知識だけを教え込むのである。そのため、子どもが自然に対して疑問や問題意識をもち、実験することはないのである。では、どのような授業を行わなければならないのか。
    理科の目標からみる。平成元年度に改訂された小学校学習指導要領「理科」における目標は、「自然に親しみ、観察、実験などをおこない、問題解決能力と自然を愛する心情を育てるとともに自然の事物・現象についての理解を図り、科学的な見方・考え方を養う」と記されている。
     したがって、理科の授業では、自然の事物・現象に対して親しみや関心をもち、「どうしてこうなるのか。」「どのような実験をすれば、このような結果が得...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。