社会環境と発達病理について述べよ

閲覧数1,278
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会環境と発達病理について述べよ
     発達病理とは、ある年齢段階にいるものに対して社会が要求する行動が常識的と考えられる枠から逸脱しており、このような行動が社会現象として認識されるものである。そして発達病理の背景には何らかの社会環境が関係する。ここから現代の社会環境を家庭環境・教育環境・情報社会環境の3つの視点から述べ、後にそこから生まれてくる発達病理について検討する。

     ①家庭環境

     家庭は最も大きな影響力を持っており、また家庭を構成する家族も影響力を持つ。さらに発達環境としての家庭としては3つの役割がある。第1に挙げられるのは、生理的な安全の保障という役割である。家庭は飢えや寒さのような危険から守られるという安心感が生まれる。そして家庭は子どもにとって、生理的欲求を充足し、生命維持を保障してくれるもっとも重要で安心できる環境である。

    第2に、家族との情緒的な結合を通して、子どもの心の安定を図り、心理的な発達を支えていくという役割である。家族は、夫婦や親子や兄弟関係などから成立する集団である。このような関係の中に組み込まれることで、子どもは愛されるという経験を自分のものにしていく...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。