商品学2

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    資料紹介

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    1. はじめに

     消費者の権利を確保する視点に基づき、1968年に消費者保護基本法が成立した。これは、安全である権利に対する危害防止と試験検査等の設備の整備、知る権利に対する計量・規格の適正化、選ぶ権利に対する公正な競争の確保、そして意見をいう権利に対する意見の反映と苦情処理体制の整備であった。なかでも、商品の安全性、消費者の権利として社会的必然性をもって認識されることとなった。

     その後、1994年に製造物責任法が制定され、この法律によって過失責任主義から欠陥責任主義へと大きく転換していった。

    以下に商品の安全性についてまた製造物責任法について述べ、次いで、市場環境が大きく変化する中で、市場において具体的にどのような安全性確保の活動が実践されているかについても述べる。

    2. 商品の安全性

    2-1. 安全性の意義

     商品の安全性を確保する意味は、消費者の保護、産業の発展、経済社会の安定と発展にある。

     消費者保護の観点からすれば、商品による危害を防止することで、暮らしの安全を保つことができる。また、安全性の高い商品は、危害や故障に対する経済的・身体的・精神的な負担が軽いた...

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