文化交流論 設題2・フランス革命の展開と歴史的意義について

閲覧数3,197
ダウンロード数25
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    設題2
    〔1〕フランス革命の展開
    フランス革命は、単一のブルジョワジーの革命だったのではなく、「貴族の革命」・「ブルジョワジーの革命」などいくつかの革命の複合したものと考えられる。
    (1)貴族の革命
    ルイ16世の時代、国家財政の赤字増大が大きな問題になっていた。原因は、以前からの対外戦争の出費。また、アメリカ独立戦争を援助したことも、赤字を増やした。さらに、宮廷の浪費もひどかった。逼迫した財政を立て直すためには、免税特権を持っている第一身分(聖職者)と第二身分(僧侶・貴族)から税金を取る以外に方法はなかった。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設題2
    〔1〕フランス革命の展開
    フランス革命は、単一のブルジョワジーの革命だったのではなく、「貴族の革命」・「ブルジョワジーの革命」などいくつかの革命の複合したものと考えられる。
    (1)貴族の革命
    ルイ16世の時代、国家財政の赤字増大が大きな問題になっていた。原因は、以前からの対外戦争の出費。また、アメリカ独立戦争を援助したことも、赤字を増やした。さらに、宮廷の浪費もひどかった。逼迫した財政を立て直すためには、免税特権を持っている第一身分(聖職者)と第二身分(僧侶・貴族)から税金を取る以外に方法はなかった。そこでルイ16世は、財政改革をおこなうために、財務長官にテュルゴーやネッケルやカロンヌを任命した。しかし、第一身分と第二身分の者が賛成するはずがなく、各々辞任に追い込まれていった。
     ついに、国王ルイ16世は、第一、第二身分へ課税するために、三部会を召集した。
    (2)ヴァスティーユ攻撃
    1789年5月、三部会が始まった。会議はすぐにもめた。特権階級への課税問題でもめたのではなくて、第一・第二身分と第三身分(市民・農民)が会議の議決方法で対立したことにあった。
     6月、三部会に見切り...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。