1. 市場経済のしくみについての授業実践
① 対象の学年
高校3年の1学期から2学期まで。
② 授業のテーマ
折鶴を商品としてクラスが一つの市場に見立てて、市場経済について実際に体感しながら学ぶ。
③ 授業の狙い
折鶴を実際に商品として用意し、クラスのみで使用できる貨幣を使用させることにより、市場経済が身近であることを認識させる。それによって市場経済のしくみを頭に定着させやすくなる。
④ 授業の内容と授業の流れ
まず、教室内に「授業用貨幣」(自作で作る。紙幣をコピーすることは犯罪であるから絶対にやってはいけない)を発行し、生徒一人あたり数万円を持つ。教師(野島商事)が折り紙を1枚千円で販売する。生徒は自由に企業を作り、折り紙を購入して折り鶴を作り販売する。そして、企業からの給料を使って鶴を購入し、生活班で集めて千羽鶴を作る。経済活動が活発なクラスほどたくさんの鶴が生産消費され、美しい千羽鶴の群れができあがるということになる。
全体の流れとして、まず、「授業用貨幣」の発行によって貨幣の本質と商品の売買契約・価格・国民経済の3要素という経済の基礎を学ばせる。これが第1単元である。
市場経済のしくみについての授業実践
対象の学年
高校3年の1学期から2学期まで。
授業のテーマ
折鶴を商品としてクラスが一つの市場に見立てて、市場経済について実際に体感しながら学ぶ。
授業の狙い
折鶴を実際に商品として用意し、クラスのみで使用できる貨幣を使用させることにより、市場経済が身近であることを認識させる。それによって市場経済のしくみを頭に定着させやすくなる。
授業の内容と授業の流れ
まず、教室内に「授業用貨幣」(自作で作る。紙幣をコピーすることは犯罪であるから絶対にやってはいけない)を発行し、生徒一人あたり数万円を持つ。教師(野島商事)が折り紙を1枚千円で販売する。生徒は自由に企業を作り、折り紙を購入して折り鶴を作り販売する。そして、企業からの給料を使って鶴を購入し、生活班で集めて千羽鶴を作る。経済活動が活発なクラスほどたくさんの鶴が生産消費され、美しい千羽鶴の群れができあがるということになる。
全体の流れとして、まず、「授業用貨幣」の発行によって貨幣の本質と商品の売買契約・価格・国民経済の3要素という経済の基礎を学ばせる。これが第1単元である。
次に、この基礎をふまえ...