イスラエル宗教史とアブラハム

閲覧数1,707
ダウンロード数9
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

  • ページ数 : 4ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

タグ

聖書神学

代表キーワード

宗教学

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

イスラエル宗教史とアブラハム、モーセの信仰
アブラハムとモーセにはいくつかの共通点がある。それは神の啓示に従って「約束の地」へと向かったことである。私はこの二つの物語から、彼らの神への信仰、そして、聖書とイスラエル宗教史の関係を探って行きたい。
アブラハムの信仰
創世記によると、アブラハムの父「テラは、息子アブラムと、ハランの息子で自分の孫であるロト、及び息子アブラムの妻で自分の嫁であるさらいを連れて、カルデアのウルを出発し、カナン地方に向かった。 」その旅の途中、ハランにおいてアブラハムは神からの啓示を受けて、妻のサラと甥のロトと蓄えていた財産すべてと、奴隷を携え、カナン地方に出発するのだ。
 この時、アブラハムは神に対してどのような信仰を持っていたのだろうか。当時のウルやハランはユーフラテス河に沿った古代の多神教世界であり、恒星や惑星、特に太陽や月を礼拝していた 。そのような環境で育ったアブラハムがなぜ、唯一の神を信じ、75歳という年で、父の家を離れることを決意することができたのか。
 これにはいくつかの仮説が立てられる。まず、多神教であったアブラハムがハランでの神からの啓示を受け...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。